農場での滞在と体験を通して感じたこと
最近どうもブログを書く気がおきなくて、
下書きのままだった記事の続きをちゃんと書きたいと思います。
(なんで今書く気になっているのもわかりません^^;)
今回はニュージーランド滞在中に
とある農場で3泊4日の滞在をさせてもらったお話です。
3月初旬に農場を運営しているクラスメイトのお家に滞在させてもらいました。
農場では約500頭の乳牛を飼育していて、家の近くには菜園もありました。
体験した全てのことが私にとっては初めてのことだらけで、
とても素敵で意味のある滞在になりました。
まずは滞在させてもらうことになった経緯を書きたいと思います。
2月のとある月曜日にスイス出身の女性が語学学校に入学してきました。
彼女の名前はマヌエラといいます。
私はいつも通り学校に登校して、
授業前にキッチンでコーヒーをいれて
共有スペースのテーブルに座りました。
そこにマヌエラが座っていたのでお互いに少しだけ自己紹介をしていました。
その時、私が仲良くしてたブラジル出身のマルシアが私の隣に座りました。
マルシアとマヌエラも自己紹介して3人で少し話をしていたら
マヌエラが乳牛を飼育している農場で働いていることを話し始めたんです。
私は留学前にニュージーランドに行くなら、
農場か農園で働く経験をしてみたいと思っていたんです。
ただ、ワーキングホリデービザの取得は30才までの年齢制限がありました。
余裕でオーバー30才だった私は農場で働くことはあきらめていました。
マヌエラが農場で働きたい人を受け入れていると話した時に
急にあきらめていた想いが口から出てきてしまって、
もしよかったら滞在させてほしいと勢いにまかせて
初対面にもかかわらず言ってしまったのです。
そのまま授業の開始時間になったので、お互いのクラスに向かいました。
ついつい勢いにまかせて口走ってしまったけれど、
初対面だったし、お互い人となりもわからないのにやっちまったかな?
とちょっと後悔のような気持ちを持ってその日1日を過ごしていました^^;
それ以降はクラスが違うこともあって、
マヌエラとそんなに話す機会はありませんでした。
1週間くらいした後に、
ブラジル出身のマルシアが僕に話しかけてきてくれて、
マヌエラと話をして3月の週末に農場に滞在させてもらえるように
了承をとったから私も来ないかと誘ってくれたんです!
どうやらマルシアも農場・農園で働いてみたいと思っていたらしく、
私が勢いあまってマヌエラにお願いしたことも覚えていてくれたんです。
後になってから思ったのですが、
思いを強く持っていてそれを言葉に出すとそれが誰かに伝わって、
自分では難しくても誰かがその場所に
連れて行ってくれることもあるんだなぁと思いました。
改めて、「やりたいことを口に出して伝えていくこと」が
大事なんだなとこの経験を通じて感じました。
載せたい写真や体験が多すぎてまとまらない気がしますが、
いくつかピックアップして書きたいと思います。
マヌエラは自宅でパンやバター、ジャム、サラミを手作りしていたのですが、
これが全て美味しくて本当に驚きました!
自分の農場や菜園で取れる材料で手作りしているので、
安心・安全でしかも美味しいということが
いまの私の暮らし方にとってとても意味があるなと感じました。
パンは何枚でも食べられるくらいの美味しさでした。
牛のお乳でバターを作っていて、このバターとパンの組み合わせは絶品でした。
野菜は一度にたくさん取れるからピクルスにしているんだそうです。
サラミもとても美味しかったです。スイスの国旗のまな板が格好いい。
こちらの写真は菜園で3人でとったものです。
中央が農場を運営しているマヌエラ、右側がマルシアです。
乳牛の搾乳作業もやらせてもらいましたが、
なかなか慣れるまでは大変でした。
搾乳する時に牛さんたちは自由に用を足しちゃうので、
時にはそれを浴びながら搾乳していました^^;
こちらは牛たちを搾乳する施設に向かわせる時にとった写真です。
後ろに写っているのは、ドイツ出身の20代の若者です。
彼は酪農について勉強したくて住み込みで働いていました。
見渡す限り彼らの農場です。広すぎる^^;
夕食後にお酒を飲みながらみんなでとった写真です。
マヌエラの農場に3泊4日滞在させてもらって思ったことがいくつかあります。
・私自身が酪農をやるのは体力、金銭面で難しい(汗)
・今後、日本で住む場所を探すとしたら、
マヌエラの農場とホームステイ先の中間くらいの
都市化していない場所がいいと感じた
・もし移住したとしたら、お米作りとともに動物(鶏やヤギ)も飼いたい
ニュージーランドには英語を学びに来たのですが、
今後の生き方、暮らし方のヒントになる体験をすることができました。
そういう意味でも私のように30才を過ぎても
留学することに意味はあるなと実感しています。
それでは、今回も長文にもかかわらず
最後まで読んでくださってありがとうございました!